踊りとのコラボ

namisagara2006-05-28

今日の歌の為に頑張って汗をかいて、
そして調合してもらった漢方薬を煎じて飲み。
鍼とマッサージをやる王さんは、
これでもかこれでもかという程、何種類もの
薬草を入れる。頭の中に入ってるらしく、これは何グラム、
これはこのくらい、みたいに次から次へと引き出しから
薬草を取り出しては測りにかけて、袋に詰めていく。
これを40分程カップ4杯の水で煎じて、絞りでた1杯分を飲む。
自分も頑張って気力で治してる部分もあるが、やっぱり効いてる
感じがする。本調子では決してなかったが、なんとか乗り切った。
即興の場合、いつもの自分の実力が発揮できなくても
十分に違う方向からアプローチをして観客に伝える事が
できるのがとてもいい。ちゃんと出来上がった曲の場合は
決まった音の中で表現していくから、その音をしっかり出していかないと
意味がない。今回は激しすぎるかなとも心配に思ったけれど
なんだかダンスの人たちよりも沢山拍手をもらった感じがあって
手応えあり!最近、即興をやっていくのに少し、迷いもあったので
嬉しかった。そしてダンサーとのコラボは以外にも初めてだったので
触発されるものがあった。久しぶりに刺激をうけたなあ。
特に2日目の舞踏とのコラボ。玉野ひろこさんともうひとりのひろこさん。
いやー、久しぶりに舞踏を見た。一体この人たちはどういうバック
グラウンドでこういう舞踏の世界に入ったんだろうとほんとに
首をかしげてしまう程、まったく私には新しいというか、
触れた事のない世界というか。ヨーロッパでは舞踏はとても有名だけど、
あの空間だったり、間だったり呼吸だったり、沈黙だったり、
悪い意味でなく全く理解できない。なんだかそれがとても新鮮だった。
どういう考えでこういう動きが出てくるんだろう?不思議すぎる。
玉野さんがこっちを向いてたばこを吹きかける様な動きをしたので
私もそれに合わせて声を出してみたり、動きと声が絡まってそれはそれで
楽しかった。何せ「声」ってどうしても支配力が強い感があって、
「声」を出すとどんな楽器もすぐに後ろに回ってしまう様な、
周りがいつも譲ってくれて合わせてくれるイメージがある。
即興の場合、私はもっと前に出て私と絡んでほしいのに、
皆遠慮してるのか、合わせてくれてるのかあまりガンガンこない。
でも今回の舞踏との絡みはお互い合わせたり、引っ張ったりがあって
音と動きで楽しく遊べた。こっちはこっちで「音」の担当として
少し控えめにしていたので是非今度は全開でやってみたい。