サンフランシスコのハイジ

音楽教室で欠かせないのがシャボン玉。
教えてる間、集中してない子供達もシャボン玉タイムになると
目をキラキラさせてシャボン玉を見にくる。
私ですら飽きない。
作るのも見るのも楽しい。
宇宙は「大きいの!」とでかいのを狙ってつぶしにかかる。
最近は家の前で花に水をあげた後、シャボン玉をする。
そうしていると素敵なおばあさまが声をかけてきた。
「この間、このお家で歌が聞こえたのだけど、あれはあなた?」
どうやら友人の送別会でアベマリアを歌ってた時に通りがかったらしい。
舞台でなくて、偶然にファンとでくわしたりすると、かなりびびる。
とっても有名なら別だろうけど、あまり露出してないし、
ジャケットはいつもの自分とはかなりかけ離れている分、誰にも
ばれないや〜なんて思っていたら渋谷のHMVで、声をかけられたり、
電車に乗っていたら「昨日テレビで見ました。」なんてあったり。
そんな時は申し訳ない気持ちになってしまう。
すみません、期待に添えず、こんな私で。。。なんて。
このおばあさまに声をかけられた時も、アベマリアを歌っている
姿の見えない私と、玄関先で子供とシャボン玉をやっている私とでは
かなりイメージが違うはず。。
そんな事気にしなくてもいいのに、ついついびくびくしてしまう自分が
嫌になってしまう。。
彼女はドイツ人で名前はハイジ。家の1ブロック先に住んでいて、
コーラスなどで歌っているのだそう。
「どこであなたの歌が聴けるの?」と言われ、う〜ん、歌っていても
クラシックじゃないし、このおばあさまに私の即興を聞かせるのは
申し訳ないかなあ、やっぱり。